クロ・ド・ヴージョ
ブルゴーニュ・ワインの産地として印象的な場所でもある。ヴージョ。石垣(クロ) に添って50ヘクタールの葡萄畑がある。ルロワの所有はわずか1.9ヘクタール。ルロワの畑の3分の2は斜面下部の、排水もよくない沖積土壌であるが、そんな環境下で秀逸なワインを造り出す。ビオディナミ農法による技術と収穫量に関する厳しい自己規制によって、悪環境を克服した結果だ。年間わずか約4千本の生産量。通常ワインの3分の1の生産量である。1995年産はヴェルヴェットの肌合い、ミディアムからフルボディの重厚さを有し、素晴らしいスパイス香に濃密な黒苺系の果実味がこのワインの特徴を一層引立てる。飲みごろとしては2004年から2017年までがおいしく味わえる時期といえる。
「マダム・ルロワの愛からワイン」 星谷ひとみ著 文園社
- 生産者
- ドメーヌ ルロワ
Domaine Leroy - ワイン名
- クロ ド ヴージョ
Clos de Vougeot - ヴィンテージ
- 2014
- 容量
- 750ml
- 解説
- パーカーポイント: (90 - 92)点
予想される飲み頃：2017 - 2035
The 2014 Clos de Vougeot Grand Cru had the unenviable task of following the spellbinding Richebourg and I feel that it does not quite deliver the same degree of complexity and profundity. The palate is medium-bodied with firm tannin, just a touch of meatiness on the more savory finish that is long and tender. Fine, if not quite at the level of Lalou's other grand crus this year.
(222, The Wine Advocate 31st Dec 2015)
