ローヌ
Chateau de Beaucastel シャトー・ド・ボーカステル
シャトー・ヌフ・デュ・パプには、ラヤスやボノーら優れた生産者が大勢いますが、安定した品質と知名度で1つ選ぶとすればシャトー・ド・ボーカステルになるでしょう。ペラン家が1909年に購入して、50年代ごろから自家元詰を始めました。そして、2014年にデカンターのマン・オブ・ザ・イヤーを受賞したジャン・ピエールとフランソワのペラン兄弟が、78年に亡くなった父ジャックに捧げたのが偉大なる「オマージュ・ア・ジャック・ペラン」です。優良ヴィンテージにリリースされ、生産量は6000本。ロマネ・コンティ並みの生産量しかない、世界で最も偉大な赤ワインの1つに君臨する逸品です。
Chapoutier シャプティエ
エルミタージュの名門ワイナリー「シャプティエ」。本拠地はタン・エルミタージュの街にあります。ビオディナミを実践し、公的に認められたオーガニックワインを造り出しています。シャプティエの単一畑から造られる非常に高価なものから、若いブドウを使用したリーズナブルなものまで幅広く手掛けています。
Rotem & Mounir Saouma ロテム・エ・ムニール・サウマ
ルシアン・ル・モワンヌのオーナーであるサウマ氏が、2009年に妻のロテム夫人と共にローヌの地で新たに設立したのが、 ロテム&ムニール・サウマです。ブルゴーニュでは他のドメーヌのワインを買い付けて、熟成・瓶詰を行うネゴシアンとして活躍していますが、ローヌでは自ら畑を購入し、ブドウの栽培から熟成までを一貫して行っています。各ワイン評価誌からの評価も高く、当店で取り扱っている「シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ アリオソ 2015年」はワインスペクテーター98点を獲得。その他の銘柄も90点以上を取っており、クオリティの高さは折り紙付きです。
イタリア
Masseto マッセート
マッセートはオルネッライアから独立したメルロー100%のスーパータスカンです。トスカーナにはメルローから造られる秀逸なワインがいくつかありますが、その中でも群を抜く品質と価格を誇るワインです。オルネッライア農園の粘土土壌のメルローを独立させて1986年にデビューしました。2018年には独立したセラーを完成させ、ワインメーカーのアクセル・ハインツが、オルネッライアと共にワイン造りを監修しています。
Tenuta dellOrnellaia テヌータ・デル・オルネッライア
テヌータ・デル・オルネッライアは1981年、ティレニア海に面したボルゲリに設立されました。海から5、6キロの場所から畑が始まり、20キロの当たりから丘陵の斜面が始まります。標高は50-130m。海の近くは砂質で、内陸部の斜面は粘土質の強い石が混じる土壌です。温暖な地中海性気候がもたらす強い日照と海の照り返しがブドウの熟度を高めます。夏の間は海から涼しい風が吹き、複雑なミクロクリマを形成しています。
Sassicaia サッシカイア
元祖スーパータスカンとして名高いサッシカイア。最初は自家用ワインとして造られていましたが、天才醸造家ジャコモ・タキスの手により、トスカーナを代表するワインへと生まれ変わりました。土壌には石が多く、さらに、砂や粘土、石灰質が入り組んでいます。ミネラル分も豊富で、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に最適です。
Luce ルーチェ
フィレンツェの名門フレスコバルディ家とカリフォルニアワインの父であるロバート・モンダヴィ氏という、20世紀を代表するワイン醸造家によって1995年に創設されたのがルーチェです。ルーチェの畑は海抜350~420mに位置し、モンタルチーノでも標高の高い場所になっています。この畑から生み出される極上のサンジョヴェーゼとメルローから、偉大なスーパータスカンを生み出し続けています。
Bibi Graetz ビービー・グラーツ
アーティスティックなラベルとイタリアトップクラスの品質で非常に人気の高いビービー・グラーツ。フィレンツェの芸術一家に生まれたビービー・グラーツは、自家消費用のワイン造りを手伝い始めたことがきっかけで、芸術作品としてワインを手掛けるようになりました。彼の故郷への強い思いとその独創性によって、地域のテロワールを見事に反映した、高品質で唯一無二のワインを生み出し続けています。
Gaja ガヤ
イタリアワインの帝王「ガヤ」。4代目の巨匠アンジェロ・ガヤ氏は1961年からガヤに参画し、69年に当主となっています。同氏は一族の伝統を受け継ぐだけでなく、様々な革新的な改革を行い、イタリアワイン界に多大な影響を与えてきました。2019年には「ワインメーカーズ・ワインメーカー・アワード」を受賞しています。
その他
Almaviva アルマヴィーヴァ
バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社とチリのコンチャ・イ・トロ社がジョイント・ベンチャーを組んだアルマヴィーヴァは、チリのオーパスワンと呼ばれます。醸造設備はボルドーのグランクリュ・クラッセの最新タイプと変わりません。ムートンと同じ「グランド・シェ」と名付けたセラーはグラヴィティフローを採用。光学式選果台を2016年から入れています。ボトルを1本ずつ紙で巻く女性たちの丁寧な手仕事もボルドー並みです。
Klein Constantia クライン・コンスタンシア
国際的に高く評価されている南アフリカのワインエステート、クライン・コンスタンティア。 そのユニークなフラッグシップワインであるヴァン・ド・コンスタンスは、 歴史上の偉人の多くが楽しんだ伝説的なコンスタンティアのワインを復活させたもので、中でも皇帝ナポレオン・ボナパルトは、セント・ヘレナ島に幽閉されていた間、毎日この1本のワインに安らぎを見出していました。1986年に再登場して以来、ヴァン・ド・コンスタンスは常に世界のトップワインのリストに掲載され、その歴史的重要性だけでなく、ユニークなスタイルと品質も高く評価されてきました。
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