アートラベルで魅了する五大シャトーの一角
シャトー・ムートン・ロートシルトは、世界的銘醸地フランス・ボルドー地方の頂点に君臨する名門シャトーのひとつです。1855年のパリ万博に合わせて制定されたメドック格付け。制定当時、シャトー・ムートン・ロートシルトは第2級に位置付けられていましたが、およそ100年後の1973年に、これまで変更されることのなかった格付けの伝統を覆し、第1級シャトーへと昇格しました。そして現在は他の格付け1級シャトーとあわせて《五大シャトー》として知られています。シャトー・ムートン・ロートシルトの特筆すべき点としては、1924年に業界に先駆けてシャトー内での瓶詰めを開始し、品質管理を徹底することで名声を高めたことや、1945年以降、毎年異なる著名アーティストによるオリジナルラベルを採用していることなどが挙げられます。特に、アートラベルは今や【ムートンの代名詞】として、毎年多くのワイン愛好家の注目を集めています。また、シャトー・ムートン・ロートシルトを所有する「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド」社は、世界的なジョイントベンチャーも手掛けていることで知られています。特に、カリフォルニアワインの父ロバート・モンダヴィ氏とのコラボレーションで生まれた「オーパス・ワン」やチリのコンチャ・イ・トロ社とのコラボで生まれた「アルマヴィーヴァ」は、いずれも伝説的なプレミアムワインとなっています。
