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オーブ地方、特にリセ村で造られるピノ・ノワール100%のロゼ・シャンパーニュは非常に希少であり、特別な価値を持ちます。リセ村はシャンパーニュ地方で唯一、スティルのロゼワインが認められている産地ということからもピノ・ノワールの品質の高さは折り紙付き。使用されるのは、Urville村の南斜面中腹にある、日照量に恵まれた畑で完熟したピノ・ノワール。収穫は通常より遅らせ、果実のピュアさと力強さを引き出し、全房のまま2日間マセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬)を実施。リセ村のピノ・ノワールの重厚な個性が最大限に引き出されます。発酵後は、ワインの半分をステンレスタンク、残り半分を木樽で6ヶ月間熟成。瓶詰後、30ヶ月にわたり澱と共に熟成され、より複雑な味わいに仕上がります。さらに、20%にはリザーブワインを使用し、ノン・フィルターで瓶詰めされています。
深く艶やかなロゼカラーが印象的。香りには、砂糖漬けのチェリーやすみれのシロップといった凝縮感ある果実とフローラルのニュアンスが広がります。口に含むと力強いアタックがあり、グレープフルーツなどの柑橘系の果実味が鮮やかに弾け、フレッシュでミネラル感のある余韻が長く続きます。前菜はもちろん、ラム肉など赤身肉とも相性抜群な食中ロゼ・シャンパーニュの傑作です。
1808年創業のドラピエは、オーヴ県ウルヴィル村に本拠地があり、62haの広大な畑を所有しています。稀少なブドウ品種の伝統を守りながら、エレガンスと寛容さが絶妙にブレンドされたスタイルのキュヴェを造り出しており、世界中の評論家や愛好家に認められているメゾンです。