【パーカーポイント 95点】
ルフレーヴ シュヴァリエ モンラッシェ グラン クリュ 2002 Leflaive Chevalier Montrachet フランス ブルゴーニュ 白ワイン

商品番号 2204-1-358
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フラッグシップと呼ぶにふさわしいワイン

ドメーヌが「モンラッシェ」を1991年に手に入れるまで、ドメーヌのフラッグシップでしたが、今なお、その実力はフラッグシップと呼ぶにふさわしいワインです。パワフルさではモンラッシェには劣りますが、香りや味わいに張りがあり、絹のように滑らかで魅惑的でミネラルの凝縮感があり、最後にはしっかりとコントロールされた酸味と最高の余韻が感じられます。

モンラッシェが事実上ほぼ手に入らない事を考えると、このシュヴァリエが、飲むことが出来るルフレーヴ最高のワインと言えるでしょう。畑はモンラッシェよりもいくらか高地に位置し、グラン・クリュ7.4haのうち、ルフレーヴは2haを所有。これは一つのドメーヌとしてはブシャールに次ぐ2番目の所有面積です。土壌は表土が薄く石灰質を多く含むため、鋭い洗練された酸と強いミネラル感、豊かに立ち昇る芳香が特徴で、ルフレーヴが信条としている、ありのままのテロワールを余すところなく表現しています。パワフルさでは劣るものの、モンラッシェよりも一層ミネラルが強く、エレガントなグラン・クリュ。

2002ヴィンテージ

外見は明るく輝くイエローゴールド。パイナップル、黄桃、湿った石、温かいバゲット、オートミールのクラシックで洗練されたアロマに加え、パンの香りが組み合わさった複雑なアロマがグラスから漂います。口に含むと、フルボディでサテンのような層があり、肉厚で多次元的な核、生き生きとした酸、エレガントな輪郭を持ち、しなやかで開放的な年よりも凝縮感があります。黄色い果実と花の濃密な風味は、甘く調和したオークの要素によって補完され、根底にあるミネラルの背骨によって完璧に支えられています。フィニッシュは触感豊かで非常に長く、力強いミネラル感と傑出した余韻があります。完熟した果実味と古典的なドライさの稀有なコンビネーションが楽しめます。ワインメーカーのピエール・モレーによると、2002年の収穫は収穫解禁日の3日後に開始し、その後1週間ですべて収穫したといいいます。モレーは12月にバトナージュを止めましたが、ほとんどのマロ醗酵は4月まで終わらず、その結果、6月初旬のワインには炭酸ガスが多く含まれていたようです。

生産者
ルフレーヴ
Leflaive
ワイン名
シュヴァリエ モンラッシェ グラン クリュ
Chevalier Montrachet Grand Cru
ヴィンテージ
2002
容量
750ml
解説
パーカーポイント: 95点
予想される飲み頃:2012 - 2030

This was by some margin the best bottle that Ive encountered to date of Leflaives 2002 Chevalier-Montrachet Grand Cru, and the wine is beginning to become very interesting on the nose, wafting from the glass with complex aromas of citrus oil, mandarin, warm bread, fresh peach, pear and vanilla pod. On the palate, its full-bodied, satiny and layered, with a fleshy, multidimensional core, lively acids and an elegant profile, without the muscle of a vintage such as 2005 or 1989 but with more concentration than a supple, open-knit year such as 2000. By the numbers, its 14% alcohol with a pH of 3.24.
(End of July 2019, The Wine Advocate, 1st Aug 2019)

ブルゴーニュ最高峰の白ワインを醸す大御所ドメーヌ

ルフレーヴ Leflaive

全ブルゴーニュの白ワインにおいて最高の造り手といっても過言ではない、ピュリニー・モンラッシェの至宝、ドメーヌ・ルフレーヴ。ワインを造っている歴史だけを辿れば500年の歴史を持ち、設立からおよそ200年の歴史を持つ名門ドメーヌです。100年前から、既に優良生産者として認められており、イギリスで最も権威のあるワイン評価雑誌『デキャンタ』(2006年7月号)にて、「白ワインの世界10大生産者」の栄えある第1位に輝くなど、その実力は世界中で認められています。

ドメーヌ・ルフレーヴは、1717年にジョゼフ・ルフレーヴが設立。名声を不動のものとしたのは息子のヴァンサン氏とジョー氏です。ジョー氏の死後は、彼の息子であるオリヴィエ氏が代わりを務めました。1990年からヴァンサン氏の娘アンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が参画。現在は、オリヴィエ氏とアンヌ・クロード氏の甥にあたるブリス・ド・ラ・モランディエール氏が、ドメーヌの発展を牽引しています。

ブドウの可能性を最大限に引き出すビオディナミ
ルフレーヴで特筆すべきことはビオディナミによるブドウ栽培です。今でこそ、農薬の使用を控えたりブドウの生産量を抑えるなどテロワールを重視する生産者がほとんどですが、ルフレーヴが有機農法でブドウ栽培を始めた頃は、ブドウの生産量を抑えるという方法が全く良しとされない時代。そんな中、前当主のアンヌ・クロード・ルフレーヴ氏が1990年にビオディナミ農法を採用。1997年には全ての畑で実践し、ブルゴーニュの地においてビオディナミの先駆的存在となりました。ビオディナミ農法を採用することで微生物が畑の土を柔らかくし、ブドウ樹が地中深くまで根を下せることによって、その土地ならではの味わい、テロワールを表現できるようになりました。

ブルゴーニュ愛飲家に愛される極上白ワイン
ルフレーヴのワインはいずれのクリマもテロワールをありのままに表現したもので、過熟感や過剰な樽香とは無縁なスタイルをとります。ムルソー・スー・ル・ド・ダーヌやピュリニィ・モンラッシェのクラヴォワィヨンのように比較的若いうちから楽しめるクリマもありますが、ピュセルやシュヴァリエ・モンラッシェは、鋼のように強靭なミネラルが落ち着くまでに長い年月を要します。しかしながら待てば待った分だけいざ開けた時の感動は大きく、この感動が世のルフレーヴ・マニアを虜にして離さないのです。

ルフレーヴのラインナップ
ルフレーヴはピュリニー・モンラッシェに約25haものブドウ畑を所要する大ドメーヌです。その大部分を占めるのがグラン・クリュ、プルミエ・クリュ。プルミエクリュのクラヴォワィヨンにおいては、クリマの総面積5.6ha中じつに約4.8haを所有する半ば独占状態です。グランクリュのシュヴァリエ・モンラッシェにおいても1ドメーヌの所有面積としては2番目に大きい、7.4haのうち2haを所有。このシュヴァリエ・モンラッシェの評価があまりに高いため、「ルフレーヴにモンラッシェは必要なし」と言われていましたが、1991年、ついにモンラッシェを入手。面積は約0.08haに過ぎず、毎年1樽造るのがやっとの希少さです。また2004年にはコート・ド・ボーヌの南に位置するマコネ地区に9.33haの畑を取得し、マコン・ヴェルゼとして醸造をスタート。入手の難しいルフレーヴのラインナップの中でも比較的生産量が多く価格も手頃なため、人気のアイテムとなっています。2020年にはオート・コート・ド・ボーヌの区画を取得。新たな植栽を行うなど今後の注目も高まります。


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