まろやかで、生き生きとしたフレーバーはすばらしくリッチ
シャン ガンのシャルドネは、軽やかでエレガント、生き生きとしたミネラル感とフローラルでシトラスのようなフレーバーが特徴です。この軽いスタイルは、ピュリニーの他のワインとは全く異なります。これは、標高と土壌の特徴が大きく関係しているといえます。シャン ガンの畑は、最大標高は360mで、斜面の比較的上部にあり、サン・トーバンと村境をなしています。丘の下にある畑よりも冷却効果があり、さらに東風にさらされているため、日中は十分な日照が得られますが、夜は冷え込むため、ゆっくりとした長い熟成期間となります。そのため、酸味がブドウに残り、風味が増すので、張りのあるキビキビしたスタイルのワインになります。ただし、冷涼なヴィンテージでは、熟成不足になる傾向があります。土壌は、砕けた粘土石灰質で、表土には小石や岩が多く含まれています。この土壌は多孔質で、斜面にあるため、水はブドウ畑から自由に排水され、土壌はかなり乾燥しています。ブドウの木は、ミネラルが豊富な土壌の奥深くに水を求めざるを得ないため、出来上がったワインに複雑さが加わり、石のようなフレーバーが感じられるようになります。
アプリコットなどの果実味が感じられますが、それを引き戻すようなドライ感が常にあります。まろやかで、生き生きとしたフレーバーはすばらしくリッチで、調和のとれたクリーンでドライなフィニッシュには繊細なミネラル感が漂っています。
生産者 | ルシアン ル モワンヌ Lucien le Moine |
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ワイン名 | ピュリニー モンラッシェ シャン ガン Puligny Montrachet Champs Gains |
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