セシル トランブレイ ブルゴーニュ ルージュ ラ フォンテーヌ 2020 Cecile Tremblay Bourgogne Rouge La Fontaine フランス ブルゴーニュ 赤ワイン

商品番号 2504-1-009
[ 550 ポイント進呈 ]
クール便対応可能
販売価格 ¥ 55,000 税込
メンバー価格 ¥ 49,800 税込
在庫数 6

自社畑同様の丁寧なアプローチで導く、凛とした気品をまとう美しいキュヴェ

オート・コート・ド・ニュイの信頼できる友人の生産者から購入したブドウを使って造られたキュヴェ。これらの畑は有機栽培で丁寧に管理されており、収穫されたブドウはセシルのワイナリーで醸造され、自身の畑のものと同様に大切に扱われます。出来上がるワインは、豊かで官能的ながらもフレッシュさを保ち、生命力にあふれた魅力的な仕上がり。セシルならではの繊細で美しい質感が際立っています。

驚くほどの深みと凝縮感を兼ね備えた、見事な完成度のワイン

このクラスワインとしては、驚くほどの奥行きと密度を備えた1本。イチゴやチェリーの赤系果実が繊細に香り立ち、ほのかなスパイスがアクセントを添えます。フルボディで、口当たりはクリーミーで多層的、味わいの芯にはしっかりとした骨格が感じられます。そして、フィニッシュにはミネラルを帯びた酸が心地よく広がります。

生産者
セシル トランブレイ
Cecile Tremblay
ワイン名
ブルゴーニュ ルージュ ラ フォンテーヌ
Bourgogne Rouge La Fontaine
ヴィンテージ
2020
容量
750ml

「ラルー・ビーズ・ルロワの再来」と評される、ブルゴーニュ気鋭の女性醸造家

セシル トランブレイ Cecile Tremblay

モレ・サン・ドニ村に本拠を置くドメーヌ・セシル・トランブレイの起源は、1921年にアンリ・ジャイエの叔父であり、元樽職人のエドゥアルド・ジャイエが創設したドメーヌに遡ります。畑はエドゥアルドの妻の実家から受け継がれ、後に娘(セシルの祖母)へと相続。1950年には、この畑を親族であるミシェル・ノエラに対し、メタヤージュという形で貸し出されました。
2000年、地代の支払いがワインからブドウに変わったことを機に、セシルは家族の畑を引き継ぐことを決意。2003年、貸与していた畑の一部(約3ha)の契約終了に伴い、自身のドメーヌを設立しました。その後も段階的に畑の返還を受け、ヴォーヌ・ロマネやジュヴレ・シャンベルタンなど特級畑を含む約7.2haを所有するに至ります。

設立当初から畑はビオロジックで管理され、2016年からはビオディナミへ完全移行。さらに、マッサール・セレクションによる古樹の保全や、一部での馬耕、剪定法や仕立ての高さ、トレサージュ(枝を切らずに巻く方法)など多彩な農法を積極的に導入し、気候変動への対応力も高めています。2022年には、モレ・サン・ドニやヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ〈ボー・モン〉など約3haの新たな畑を迎えると共に、醸造設備とセラーの大幅な拡張を実施。ドメーヌはよりピュアで繊細なテロワール表現を追求するステージへと進化しました。
 
醸造面でも、低温かつ長めのマセラシオンを基調に、ピジャージュやルモンタージュは控えめ、または行わない年も。全房発酵の比率はヴィンテージごとに調整され、新樽比率も年々見直され減少傾向にあります。澱引きを行わずそのまま熟成させ、清澄やフィルター処理は行わず、必要最小限の亜硫酸のみを使用。瓶詰めにはナチュラルな風合いのサルデーニャ産コルクを採用しています。そのスタイルは、過度な抽出を避け、フィネスとピュアさを際立たせたエレガントな味わい。華やかさと気品が共存するそのワインは、ワイン評論家ミシェル・ベタンヌから「次世代のラルー・ビーズ・ルロワ」と絶賛され、2025年版『ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス』で2ツ星を獲得するなど、高い評価を受けています。

アンリ・ジャイエの血筋という背景に注目が集まりがちですが、セシル・トランブレイはその伝統に甘んじることなく、自らの感性と研鑽によってブルゴーニュの未来を切り拓く、新時代を代表する生産者のひとりとして確固たる地位を築いています。


セシル トランブレイ 一覧へ

1000円ポイント