【パーカーポイント (93 - 95)+点】
ロベール シュヴィヨン ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ レ ヴォークラン 2019 正規品 Robert Chevillon Nuits Saint Georges Les Vaucrains フランス ブルゴーニュ 赤ワイン

商品番号 2204-2-028
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販売価格 ¥ 23,100 税込
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Robert Chevillon Nuits Saint Georges Les Vaucrains

1.63ha。
グランクリュが存在しないニュイ・サン・ジョルジュの中で、グランクリュに最も近いと言われるのは、一級畑「レ・サン・ジョルジュ」ですが、これに匹敵する一級畑が「レ・ヴォークラン」、「レ・カイユ」です。レ・ヴォークランの畑は、レ・サンジョルジュと隣接し東北東を向いた畑の上部に位置します。表土が薄く石灰質が豊富な土壌からは、骨太で、男性的なワインが生まれます。ここに植樹されている葡萄樹は樹齢が非常に高く、平均樹齢は80年、中には100年を超える古樹もあります。この高い樹齢が自然に収量を抑え、葡萄の凝縮度に貢献し、長期熟成型のワインとなります。

実は、19世紀半ばの鉄道開通以降、ニュイは「ニュイ・スー・ボーヌ(ボーヌの下のニュイ)」と呼ばれており、ライバル関係にあるボーヌと組み合わされたこの村名を住民が嫌い、村を代表するクリマ名を付することとしました。そして1892年にニュイの新しい村名を決める際、ニュイに組み合わせるクリマ名として、レ・サン・ジョルジュと最後まで争ったのがこのレ・ヴォークランだったのです。ちなみに票差は僅か1票差だったそうです!「ニュイ・ヴォークラン」が村名になる可能性もあった訳で、それほど甲乙の付け難い銘醸畑なのです。畑の名称ヴォークランは「無価値」の意味で、恐ろしく痩せた土地であったことから名付けられました。このような畑から素晴らしいワインを産み出す葡萄樹の神秘と生命力の強さを感じます。

かなり深みのある色調で、力強い香りは熟成のポテンシャルをほのめかします。若いうちは、野生の赤い果実、スモモ、ブラックベリーの香りが、オークの樹皮や鹿肉などのニュアンスへと変化します。口に含むと、フルボディの骨格を持ち、生き生きとした力強さが印象的です。熟成とともにまろやかになり、10年ほど寝かした後、ふくよかな味わいへと変わります。

生産者
ロベール シュヴィヨン
Robert Chevillon
ワイン名
ニュイ サン ジョルジュ レ ヴォークラン
Nuits Saint Georges Les Vaucrains
ヴィンテージ
2019
容量
750ml
解説
パーカーポイント: (93 - 95)+点
予想される飲み頃:NA

The 2019 Nuits-Saint-Georges 1er Cru Les Vaucrains opens in the glass with notes of plums, dark berry fruit and cassis mingled with aromas of espresso roast, dark chocolate, rich soil tones and orange rind. Medium to full-bodied, concentrated and muscular, it's built around chalky tannins and lively acids. As usual, this is the most overtly built for the long haul of all Chevillon's wines, and it will require the most patience.
(January 2021 Week 2, The Wine Advocate, 15th Jan 2021)

8つの一級畑を擁するニュイのスペシャリスト

ロベール シュヴィヨン Robert Chevillon

ロベール シュヴィヨンは、五代に渡って続くニュイ・サン・ジョルジュのトップ・ドメーヌです。2003年にロベール氏が引退した後は、彼の二人息子であるドニ氏、ルトラン氏が運営を引き継いでいます。

20世紀初頭、ドメーヌはわずか3haに過ぎませんでしたが、都度規模を拡大し、今では約13haもの広さを所有しています。ACブルゴーニュやアリゴテも含め、他8つの1erワインのクリュもすべてニュイ・サン・ジョルジュ内に所有するという、まさしくニュイに特化したドメーヌと言えるでしょう。

シュヴィヨンが評価される理由は様々ですが、主に樹齢の高さ、テロワールへのこだわりがあげられます。平均樹齢は50~75年、レ・カイユ、ヴォークラン、レ・サン・ジョルジュは樹齢100年にもなる古樹が存在しています。単位面積当たりの収量は30~35ヘクトリットルで、古樹ゆえの自然な収量制限こそが、シュヴィヨンのワインの凝縮感の源なのです。また、「ワインの良し悪しは畑の段階で決まる」という信念のもと、モダンな醸造技術を柔軟に取り入れつつ、伝統を重んじてテロワールの個性を最大限に引き出すワイン造りを続けています。彼らは、ブドウ本来の魅力が引き出されるように、畑をきちんと管理し、よりテロワールの個性が反映されるよう、努力を惜しみません。手作業での収穫はもちろんのこと、収穫後にはブドウの実の選別を行い、ワイン造りに適した、熟したブドウのみを使用します。農法はリュット・レゾネ(減農薬栽培)を採用し、剪定を短くするなどして収量を極限まで抑えています。醸造は低温マセラシオンを5-6日間行い、その後自然発酵が行われます。1級に関しては100%除梗を行い、アルコール発酵は温度が35℃程度になるまでは自然に任せるスタイル。熟成に関しては、新樽比率が30%、18ヶ月間の樽熟成が行われています。

かつては、特級をもたないニュイ・サンジョルジュのスペシャリストでしたが、レ・サン・ジョルジュのお手本とも呼ばれるワイン造りの姿勢や情熱、特級への昇格が検討中のレ・サンジョルジュの素晴らしさが評判となり、ここ数年の間に人気は鰻上りとなっています。中でも一級畑のレ・サン・ジョルジュ、レ・ヴォークラン、レ・カイユは、ベルトラン氏が三大テロワールと呼ぶほどのドメーヌ自慢のワインで、この3つの中ではレ・カイユが一番柔らかく、ヴォークランがもっとも骨格がしっかりしている、レ・サン・ジョルジュはその中間的なバランスの取れた唯一無二の存在です。


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