【パーカーポイント 96+点】
カーゼ バッセ ソルデラ IGP トスカーナ 2018 Case Basse Soldera IGP Toscana イタリア 赤ワイン

商品番号 2309-2-008
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サンジョヴェーゼの個性と偉大さを見事に表現した、ラストヴィンテージ

2018年はカーゼ・バッセにとって、ジャンフランコ・ソルデラ氏が手掛けた、最後のヴィンテージ。過去16年間と比較して雨が多かったものの、ブドウ畑の慎重な管理と厳格な選果を行ったことによって、完璧な成熟度を持つ高品質のサンジョヴェーゼを得ることができた、記憶に残るヴィンテージです。

例年より低い気温と降雨が生育を遅らせ、発芽したのは4月9日頃。空気の循環や風通りを良くし湿気がこもらないよう、5月初旬からキャノピー・マネジメントを始めました。ブドウ樹が本来持つ生命力を損なわないように、長梢を切ることはせずに枝の上方に沿わせ、房には最大限の注意を払いながら管理。8月に入ると再度雨に見舞われましたが、8月中旬から頻繁にブドウをサンプリングし、糖度、酸度、pH、アントシアニン、ポリフェノールなどを徹底的に分析し、理想的な成熟度を追求しました。

9月に入ると晴天と暖かな気候に恵まれ、例年より気温も高くなり、10月3日から収穫を開始。手摘みされたブドウは2度に渡って厳格に選別された後、100hl以上の円錐形のスラヴォニアンオーク桶の中へと移され、人的介入を最小限に抑えながら、官能的な複雑性を高めるために自然発酵されました。熟成はスラヴォニアンオークの大樽で約44ヵ月間実施。豊かな味わいをできるだけ損なわないように、澱引きは必要最低限に留め、清澄化と濾過は行わずにボトリング。その後セラーで6ヵ月間以上寝かした後に、リリースされました。

こうして造られたワインは、多層的で繊細なアロマを漂わせ、深い奥行きとエレガンスを兼ね備えているのが特徴。ワイン・アドヴォケイトでは96+を獲得しており、「生育期に気候のばらつきがあったにもかかわらず、サンジョヴェーゼの個性と偉大さを見事に表現している。ソルデラファンの方々は、この最新ヴィンテージに大満足するだろう。」と絶賛されています。

奥行きのあるアロマとエレガンスを纏う究極のサンジョヴェーゼ。

紫がかったルビーレッドの色調。フレッシュなチェリーやブラックベリーのアロマに、タイムやローズマリーなどのハーブ香が鮮烈に重なり、グラスから立ち上ります。時間の経過とともに、スミレやブラッドオレンジ、タバコのニュアンスが表れ、次第に多層的で繊細な雰囲気に昇華。口に含むと、シルキーなタンニンが広がり、深い奥行きとエレガンスが感じられます。瑞々しい果実味を活力のある酸が引き立てる、生き生きとした味わいで、心地良いハーモニーが魅力です。余韻では甘やかなスパイスや皮革が溶け合った複雑な風味が、優しく鼻腔をくすぐります。長期の熟成ポテンシャルも兼ね備えており、将来の変化にも期待が膨らむ仕上がり。美しく調和のとれた、素晴らしい1本です。

生産者
カーゼ バッセ
Case Basse
ワイン名
ソルデラ IGP トスカーナ
Soldera IGP Toscana
ヴィンテージ
2018
容量
750ml
解説
パーカーポイント: 96+点
予想される飲み頃:2025 - 2050

The elusive and highly collectible Soldera Case Basse 2018 100% Sangiovese is already available in certain markets yet ultimately proves very hard to buy. I suspect it is easier to locate in the United States than in Italy. No matter, Soldera advocates will be very pleased with this latest release that maintains enormous Sangiovese character and brightness despite the uneven growing season (that saw a wet and cool spring and a hot summer). The legendary Gianfranco Soldera died the morning of February 16, 2019, from a heart attack while driving along the bucolic, vineyard-lined road near his winery. That means this is the last vintage manned directly by Soldera, a man who remained extremely active in the vineyards and the winery until the very end. His send-off to us is a delicately nuanced wine with cassis, wild berry, rosemary, pencil shaving and blood orange. This is a beautiful wine that pays tribute not only to Gianfranco Soldera but to his non-interventionist vision of Italian wine that has influenced so many younger vintners in his wake.
(The Wine Advocate, Jul 07, 2023)

唯一無二の造り手としてその名を馳せたブルネッロの巨匠

カーゼ バッセ Case Basse

妥協のない信念と品質の高さから、ブルネッロの巨匠として世に存在を知らしめた故ジャンフランコ・ソルデラ氏。ワイン評価誌ヴィノスにて、「間違いなくモンタルチーノの最も象徴的な生産者」と称賛される人物です。彼のワイナリー、カーゼ・バッセはモンタルチーノ南西部の標高320mの地に位置し、総面積は約23ha。イタリア語で「低い場所にある家」の意味を持つこの地は、モンタルチーノの町より標高が200mほど低いことから作物に向かないと判断され、小作農民が住み着かず荒地と化していました。

しかし1970年代の初頭、サンジョヴェーゼに最適なテロワールを探していたジャンフランコ氏と妻のグラツィエッラ氏は、その美しい景観に高いポテンシャルを感じ一目惚れでこの土地を購入。1972年から1973年にかけてブドウ樹を植え、「高品質なワインには、自然な栽培と理想的な生育環境を形成する複雑な生態系が必要である」という理念から、人の手を極力加えない、ありのままの自然が広がるブドウ畑の運営を始めます。

1975年にはワインの仕込みができるまでに農園を整備し、1982年にはブルネッロ・ディ・モンタルチーノをリリース。現在でも彼らの畑には、1500種類以上ものバラやアイリス、ユリなどの植物が植えられ、鳥やミツバチなど様々な生き物が生息。当時の姿からは想像できないほど美しく健康的な、サンジョヴェーゼにとって最高の栽培環境が保持されているのです。


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