「ブルゴーニュの女神」と称えられる伝説的醸造家
マダム・ルロワは、フランス・ブルゴーニュ地方を代表する伝説的なワイン醸造家であり、「ブルゴーニュの女神」と称される存在です。1932年に生まれ、名門ワイン商「メゾン・ルロワ」の家系に育ちました。彼女は長年、「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ（DRC）」の共同経営者・営業責任者としてその名を馳せ、DRCを世界的なブランドに育て上げました。1992年にDRCを離れた後は、自身が1988年に設立した「ドメーヌ・ルロワ（Domaine Leroy）」に注力し、徹底したビオディナミ（バイオダイナミック）農法によって、世界最高峰とも評されるワインを生み出しています。彼女が手がける「ミュジニー」「リシュブール」「ロマネ・サン・ヴィヴァン」「シャンベルタン」などのグラン・クリュは、世界中のワイン愛好家や専門家から高い評価を受け、時にはDRCに匹敵、あるいはそれを超えると評されることもあります。希少性と品質の高さから、1本数十万〜数百万円に達するものもあります。
