【パーカーポイント 94+点】
シャトー ラグランジュ 2022 Chateau Lagrange フランス ボルドー 赤ワイン

サン＝ジュリアンの気品を映す、第三級格付けの名門

サン＝ジュリアンの最良のテロワールが生むカベルネ・ソーヴィニヨン主体のワインは、力強さと気品を兼ね備え、時を重ねるほどに真価を放ちます。
リュット・レゾネを実践し、2005年にテラ・ヴィラティスの認証を取得。
ブドウ畑には意図的に草を生やし、草が水分を取り込むことで過剰な湿気を抑え、自然の力を活かした持続的なワイン造りを行っています。
畑最古の樹から収穫された果実を用い、ヴィンテージによって変わりますが約50％を新樽とするフレンチオークで21か月間熟成。
偉大なワインにふさわしい凝縮感と、長期熟成の可能性を兼ね備えています。
若い時から力強く華やかな個性を放ちながら、時の流れとともに穏やかに熟成を重ね、やがて繊細なニュアンスが花開く、格調高い味わいへと昇華していきます。

暑熱を乗り越え、輝く酸と濃縮を携えた歴史的ヴィンテージ

2022年は非常に異常な気象条件が重なった年でした。特に7月・8月に記録的な高温になり、収穫中も雨はほとんど降らなかったため、果実がしっかりと完熟した状態で収穫され、テロワールとブドウ樹の強靭さによって、過酷な気候でも小粒で凝縮感のある完熟ブドウが収穫され、驚くほどの酸を備えた偉大なワインが生まれました。
2022年はカベルネ・ソーヴィニヨンが主役で、ブレンドの86%という過去最高の比率となっています。総生産量のグラン・ヴァンわずか40%のみが使用され、味わいはミディアムボディからフルボディで、きめ細やかでチョークのようなタンニンはしっかりとしながらも同時に豊かな果実味と生き生きとしたジューシーさも感じられます。

生産者

シャトー ラグランジュ
Chateau Lagrange

ヴィンテージ

2022

容量

750ml

解説

パーカーポイント: 94+点
予想される飲み頃：2030 - 2055

The 2022 Lagrange has turned out nicely in bottle, offering up classic aromas of cr?me de cassis, plums and pencil shavings, framed by a deft touch of oak vanillin. Medium to full-bodied, dense and velvety, with lively acids and chalky tannins, its an especially muscular, rich Lagrange that will reward a bit of patience.
(The Wine Advocate, Mar 07, 2025)