ペサック・レオニャンでは唯一、シャトー・オー・ブリオンが格付け第1級に名を連ねますが、シャトー・スミス・オー・ラフィットはシャトー・パプ・クレマンやシャトー・オー・バイィとともに、第1級に匹敵する実力を誇る名門シャトーとして高く評価されています。その歴史は1365年に遡り、18世紀にはイギリス人商人ジョージ・スミスがこの地を取得。彼の名が現在のシャトー名の由来となり、自らの船で英国へワインを輸出することで、その名声を築きました。1990年には元アルペンスキー五輪代表のダニエル・カティアール氏とフロランス・カティアール夫妻が取得し、大規模な設備投資と品質改革によって、世界屈指のワイナリーへと飛躍を遂げました。
現在は、オーガニック栽培を基盤にビオディナミ農法も取り入れた独自の「バイオ プレシジョン」を実践。馬による耕作や手摘み収穫、小型ケースでの運搬、光学式選果機による厳格な選果など、伝統と最新技術を融合したワイン造りを行っています。
また、自社樽工房を所有する数少ないシャトーとしても知られ、1993年からは樽の製造を自社で開始。オーク材の選定から樽造りまで一貫して管理することで、テロワールを最大限に表現するワインを生み出しています。さらに、ボトルには真贋認証システム「プルーフ タグ」を採用し、品質管理とトレーサビリティの向上にも取り組んでいます。