ベルジュラック(フランス南西地方、ドルドーニュ川流域)に拠点を構え、ボルドーに隣接する産地ならではの環境を活かしたワイン造りを行う生産者です。1994年に醸造学の資格を持つヤン・ジェスタンが取得して以降、生産体制を見直し、品質重視のドメーヌへと生まれ変わりました。
畑では土壌を丁寧に耕し、栽培密度や葉の管理、厳格な剪定、グリーンハーヴェストを徹底。ブドウ本来のポテンシャルを最大限に引き出すと同時に、セラーには近代的な設備を導入し、精度の高い醸造を実践。2009年からは有機栽培にも取り組み、安定した高品質のワインを生み出しています。
特に甘口ワインの分野で高い評価が高く、ワイン評論家ヒュー・ジョンソンが「ソーテルヌに匹敵する」と評し、星4つを与えたことで知られています。これは、モンバジャックという産地の実力を世界に知らしめる評価と言えるでしょう。
現在、所有畑のうち14.5haでモンバジャック(甘口白)、5.5haでベルジュラック(赤)、1haでベルジュラック(白)を生産。かつては目立たない存在だった産地ですが、近年は生産者のレベル向上により、ボルドーに迫る、あるいは凌駕する品質のワインが生まれつつあります。シャトー・ヴァリは、その評価の高まりを牽引する存在のひとつです。