【ヴィノス 93点】
アンリ ジロー オマージュ オー ピノ ノワール NV アンリジロー アンリ・ジロー ピノノワール ブラン ド ノワール Henri Giraud Hommage au Pinot Noir フランス シャンパン シャンパーニュ

商品番号 2105-1-167-s
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ピノ・ノワールの敬意を込めたブラン・ド・ノワール

アンリ・ジローが「原点回帰」をテーマに掲げ仕立てた1本。アイ村のピノ・ノワールは、収穫時期になると果皮表面に金色の粉が輝く事から、プチ・ドレ(「金色の、金箔を貼った」の意)と呼ばれ、キリストが最後の晩餐で使った聖杯に選ばれたブドウとして栄誉が与えられていた。 そこでアンリ・ジローは、そんな神々しい存在であるピノ・ノワール100%で仕立てたこのシャンパーニュに、あえてブラン・ド・ノワールではなくオマージュ・オー・ピノ・ノワールと命名。「ピノ・ノワールに敬意を捧げる」と名付けリリース。オークの小樽で澱とともに静かに12か月熟成し、その後、澱引きせずに細かい澱とともに自然の室温で6か月熟成し、滑らかさと芳醇さを引き出す。瓶内熟成は36ヶ月に渡り行われ、酵母を分解することで凝縮した旨味を生み出している。 そうして仕立てられるシャンパーニュは、良く熟したピノ・ノワールの旨味が口いっぱいに広がり、後からしっかりとしたミネラル感が感じられる、エレガントなスタイルに仕上がっている。

外観は艶やかなゴールドの色調。きめ細かな泡が溢れ出し、熟したアプリコット、ミラベル、蜜のアロマに加え、後から微かにミントやバナナの香りが漂う。口当たりは優しく、成熟した果実味と塩を思わせるほどのミネラル感が特徴。スモーキーなニュアンスと程良い酸が感じられる余韻が長く続く。

リッチでクリーミーだが重すぎないバランス

ピノ・ノワール100%で、11ヶ月の樽熟成と6ヶ月のタンク熟成という、ブルゴーニュの白ワインでよく見られる珍しいスタイルで造られています。赤いプラム、キルシュ、ミント、カモミール、スパイスなど、すべてが無理なく溶け合っており、リッチでボリュームがあるが、足取りも軽いです。リッチで豊か、そしてクリーミーな味わいをご堪能ください。ドサージュは1リットルあたり6グラム。

生産者
アンリ ジロー
Henri Giraud
ワイン名
オマージュ オー ピノ ノワール
Hommage au Pinot Noir
ヴィンテージ
NV
容量
750ml
解説
ヴィノス: 93点
予想される飲み頃:2021 - 2031

The NV Hommage au Pinot Noir is another fabulous wine in this range from Giraud. Rich, ample and creamy, the Hommage is so expressive today. The Hommage is 100% Pinot Noir done in an unusual style that sees eleven months in oak followed by six months in tank, an approach that is much more common for white Burgundy. In fact, I have never seen this élevage in Champagne. No matter, though, it all works. Red plum, kirsch, mint, chamomile and spice all meld together effortlessly. The Hommage is rich and generous, but is also light on its feet. This release is based on 2016, with 40% reserve wines. Dosage is 6 grams per liter. Disgorged: September 21, 2020.
(Vinous, March 2021)

樽使いの魔術師

アンリ ジロー Henri Giraud

アンリ・ジローの歴史は創業者フランソワ・エマールが1625年、アイ村に畑を手に入れたことから始まります。現在のアイ村の所有畑は8ha。12代目のクロード・ジローが樽使いにこだわる「フュ・ド・シェーヌ 1990」を世に出し、世界的な注目を集めました。アイ村出身のセバスチャンは1973年生まれ。アンリの娘と結婚し、シャンパーニュでビオディナミを先駆的に研究した醸造家ジョルジュ・アルディからシャンパーニュ造りを学びました。

樽で森のテロワールを表現する

アンリ・ジローは樽使いの魔術師と呼ばれます。2016年に醸造施設からステンレスタンクをなくして、卵型コンクリート槽や樽を発酵や熟成に使っています。

かつてはランスに大勢いた樽職人がいなくなったため、アンリ・ジローは自らアルゴンヌの森に分け入って、190-300年の高樹齢の木から、良質の樽材を探します。樫の木が育つテロワールの違いが、シャンパーニュに映し出されます。アンリ・ジローのシャンパーニュは、樫の木の区画によって、下草やキノコの香りが出たり、果実が前面に出る場合もあります。

ピノ・ノワールに強いアイ村のメゾン

アイ村はヴァレ・ド・ラ・マルヌの中でも優れた村の集まるグランド・ヴァレ・ド・ラ・マルヌの筆頭格です。日照時間の長い南向き斜面は、マルヌ川の反射を受けて熟度が上がる一方で、川から吹く涼しい風がフレッシュ感をもたらします。石灰岩土壌がベースですが、崩落した土壌がたまる斜面下部は表土が厚い。下部はシャルドネを植えて、豊満なピノ・ノワールとバランスをとっています。


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