【パーカーポイント 92点】
ラエルト フレール エクストラ ブリュット レ ザンプラント 2018 Laherte Freres Extra Brut Les Empreintes フランス シャンパン シャンパーニュ

商品番号 2509-1-088
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通常販売価格(税込) ¥ 15,400 税込
会員メンバー価格(税込) ¥ 13,800 税込

シャヴォ村のテロワールを見事に体現した、凝縮感と繊細さを兼ね備えたキュヴェ

シャヴォ村、標高180mに位置する2区画のブドウに育つ、シャルドネとピノ・ノワールをアッサンブラージュして造られたキュヴェ。シャルドネ(うち一部はシャルドネ・ミュスカテ)は、白亜質層の上に薄い粘土質表土を持つ「レ・シュマン・デペルネ」で1957年に植樹されたもの。ピノ・ノワールは、水分を多く含む肥沃な粘土質土壌にシレックスが混じる「レ・ルージュ・メゾン」で1983年に植樹されたものを使用しています。完熟したブドウを手摘みで収穫し、伝統的なプレス機で圧搾。樽でアルコール発酵を行い、マロラクティック発酵は行わず、澱と共に熟成。ドサージュは低めに抑え、ろ過や清澄も行いません。凝縮感のある果実味とフレッシュな繊細さを併せ持ち、イキイキとしたスタイルに仕上がっています。シャヴォ村のテロワールとヴィンテージの個性を見事に表現した一本です。

芳醇な香りが魅了する、力強さとエレガンスを併せ持つ表情豊かなキュヴェ

洋梨やオレンジピール、ドライフラワーの香りに、焼きたてのペストリーとフレンチオークのほのかなニュアンスが広がります。口に含むと力強く豊かな果実味が広がり、芯のある味わいを引き締まった酸がしっかりと支えます。余韻は長く、ほのかな苦みと心地よい骨格が残り、力強さとエレガンスを兼ね備えています。ラエルトが手掛けるキュヴェの中でも、特に表情豊かで奥行きのある一本です。

生産者
ラエルト フレール
Laherte Freres
ワイン名
エクストラ ブリュット レ ザンプラント
Extra Brut Les Empreintes
ヴィンテージ
2018
容量
750ml
解説
パーカーポイント: 92点
予想される飲み頃:2025 - 2034

A blend of Pinot Noir from Les Rouges Maisons (planted in 1983) and Chardonnay from Les Chemins d’?pernay (planted in 1957), including some muscat? Chardonnay selections, the 2018 Extra-Brut Les Empreintes was disgorged in November 2023 with a dosage of 1.5 grams per liter. It soars from the glass with aromas of pear, orange zest and pastry. Full-bodied and muscular, it displays a rich, demonstrative core of fruit, supported by a spine of tangy acidity, with structuring phenolics that assert themselves on the long, subtly bitter finish.
(The Wine Advocate, Jul 18, 2025)

テロワールの多様性と古代品種の可能性を引き出す、次世代を象徴する造り手

ラエルト フレール Laherte Freres

1889年、ジャン=バティスト・ラエルトがシャヴォ村に創業した家族経営のドメーヌ。現在は7代目のオーレリアン・ラエルトが中心となり、父ティエリーとともに、ナチュラルでテロワールを映し出すシャンパーニュ造りに取り組んでいます。オーレリアンは、RM生産者の第二世代の中核的な存在としても知られています。

所有畑はエペルネ南部を中心に、ヴァレ・ド・ラ・マルヌやコート・デ・ブランを含む10村、75区画に広がり、多彩なテロワールからシャルドネ、ピノ・ノワール、ムニエのほか、フロモントー、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、アルバンヌといった希少な古代品種も栽培しています。特に、晩熟で低収量という理由で見捨てられがちなプティ・メリエやアルバンヌに注力し、その可能性を追求しています。樹齢70年を超える古木が残る区画もあり、ブドウの根が白亜質土壌の奥深くまで伸びることで、豊かなミネラル感と奥行きのある果実を実らせています。
2005年から本格的にビオディナミを導入し、現在は全体の約7割をビオディナミ、残りもリュット・レゾネで管理。畑作業の多くを手作業で行い、健全で自然なブドウ栽培を追求しています。また、卓越した品質を次世代につなぐため、「セレクション・マサル」によって同じ古木の遺伝子を持つ苗木を、同じ根に接ぎ木する形で植え替えています。

収穫後は、シャヴォ村にある伝統的な垂直式プレス機で即日圧搾。約7割のワインを樽で醸造する、今日では数少ないドメーヌの一つです。使用する樽は、祖父母の代から受け継がれてきたものに加え、フランソワ・フレールやスガン・モローといった名門樽職人が手掛けたブルゴーニュ樽。ヴィンテージや区画ごとに丁寧に仕込み、それぞれの個性を引き出しています。瓶内熟成は24ヶ月以上、ヴィンテージものは4年以上、ドザージュも4~8g/Lに抑えることで、テロワールの魅力を際立たせています。
数あるキュヴェの中でも、「レ・ヴィーニュ・ドートルフォワ」は1948~1960年に植樹された木から、「レ・ロング・ヴォワ」は1965年と1970年植樹の木のみから造られるなど、古木へのこだわりは並外れています。
さらに挑戦的な試みとして、古代品種のプティ・メリエ、アルバンヌに、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、そしてシャンパーニュの主要3品種を加えて醸造する「レ・セット・セパージュ」があります。栽培の難しさと低収量ゆえに失われつつあった2つの古代品種の魅力を、情熱と忍耐で見事に引き出したこのキュヴェは、シャンパーニュの未来を照らす、象徴的な1本といえるでしょう。


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